クレジットカードミシュラン・ブログ -45ページ目

保険額が足りないカード付帯保険

 今では,年会費無料カードのNICOS提携カードやオリコ提携カード等の信販系を中心として,海外旅行傷害保険がしっかり付帯されているものも少なくありません。

 

 では,このカード付帯の海外旅行傷害保険はいったい使えるのでしょうか?

 

 クレジットカード付帯保険については,クレジットカードミシュランの「クレジットカードと海外旅行傷害保険」で詳細に記載しているので,是非,参考にして頂きたいと思います。ここでは概要版として説明したいと思います。

 

 個人的には,カード付帯の海外旅行傷害保険については,概ね使えると考えています。付帯保険は,カード付帯の場合,「死亡・後遺傷害保険」,「傷害治療費用保険」,「疾病治療費用保険」,「賠償責任保険」,「携行品損害保険」,「救援者費用保険」で構成されています。クレジットカードミシュランでも解説しましたが,実際に海外で保険を使わなければならないケースを考えると,お世話になる可能性の高いものとして「疾病治療」,「傷害治療」,「携行品損害」と「賠償責任」が上げられると思います。

 

 ただ,海外でレンタカーを借りて運転をする場合においては,更にリスクが高くなりますから,カード付帯保険内容では十分ではないと思われます。外務省のWeb Siteでは,アメリカでのレンタカー事故により,2,000万円を超える治療費がかかった例を紹介しています。

 また,海外旅行傷害保険の比較をしたSiteでは,盲腸手術を例にとって,国又は地域別に比較を行っています。

 

 最近の損保商品での海外旅行傷害保険は,治療・救援費用を合算して取り扱っており,実際に事故に遭い,救援費用がそれほど必要でなければ,細分化されていた頃に比べると,高額な保障を受けられる可能性が高くなっています。実際に標準的な損保商品を見ると,治療・救援費用は1,000万円以上が増えており,カード付帯に多い,疾病治療費:200万円,傷害治療費:200万円と比べると単純に5倍の差と考えてもいいでしょう。

 

 カード付帯での高額は,疾病治療・傷害治療費:2,000万円のアメックス・センチュリオン・カード,同:1,000万円のアメックス・プラチナ・カードが損保商品のスタンダードクラス以上ということで,一般カードや各社ゴールドカードを含め,一律低い補償額であることが言えるかと思います。

 

 だからといって,カード付帯保険は補償額が低くて使えないというように考えるのは早計です。疾病治療及び傷害治療費用は,複数のカードを持つことで合算することも可能だからです。200万円の保障しか付帯していないカードであれば,異なるカード会社のカードを5枚持つことで,1,000万円の保障を受けることが可能になると考えていいと思います。その他,注意する点として,どのカード会社がどの損保と提携しているのか,また,内容はどうなのか,確認する必要があります。

 

 例えば,オリコカードには,現地で治療等を行わなければならなくなった時,キャッシュレス・メディカル・サービス(提携先病院等において,立て替え払いをしないで済むサービス)により治療等を受けることができません。一方,このサービスが受けられる保険を付帯しているカードとしては,NICOSや銀行系カードの保険付きカードが上げられます。補償額が同じでも,サービス内容は異なっているので,保険が付帯しているから,内容はどこでも同じだろうと考えることは避けたいものです。

 

 カード付帯保険は,一般的には使えるサービスです。ただし,提携している損保会社及び内容については,カード会員側がしっかりとチェックする必要があると思いますね。

T&E系カードが旅行サービスに強いカードという意味であるというのはウソ。

 T&E系カードといえば,アメリカン・エキスプレス・カードとダイナースクラブカードを指すことが多く,たまにこの2枚に加えてJCBを入れることもある。

 

 では,T&E系カードとはなんだろうか。T&Eとはトラベル(旅行)&エンターテイメントの略称であり,カードの生い立ちから,アメリカでは一般消費者向けの銀行系カードと区別され,主にビジネスマンの利用を見込んで,1回払いで1回の支払額が大きい用途をメインとしていたカードになる。また,アメリカでは,リボ払い中心だった銀行系が年会費を徴収しないのに対し,T&E系カードは年会費を必要とした

 

 また,カード番号付与により,T&E系カードを区別する場合がある。カード番号は,ISO7812で定義されており,頭の番号で産業別にカテゴリー分類されてる

 

 http://www.merriampark.com/anatomycc.htm

 http://www.answers.com/topic/iso-7812

 http://www.beachnet.com/~hstiles/cardtype.html

 

1XXX:エアライン系
2XXX:エアライン系とその他の産業
3XXX:トラベル&エンターテイメント
4XXX:銀行と金融
5XXX:銀行と金融
6XXX:商業と金融
7XXX:石油系
8XXX:電気通信系
9XXX:国家

 

 アメックスの3761,ダイナースの3691,JCBの3540がT&E系カードとして分類されるのは,ISOの規定による。一方,VISAとMasterCardは,4XXX系と5XXX系であり,銀行系として分類されることが分かるかと思う。ただ,ISOの分類はあくまで国際標準として規格化されたものであり,国内のみで通用するハウスカードに付与された番号は,これによらないことが多い。

 

 したがって,カード分類上のT&E系カードとは,ISOで規定された産業分類とカードの利用形態から旅行やエンターテイメント等,1回払いの加盟店を中心に利用されることを想定しており,一義的には想定される利用形態と大きな与信枠を意味している。JCBについては,国際カードとしては,アメックスとの提携からスタートしたので,3XXX系のカード番号を使っていると思われるが,実際のところはどうなのか興味があるところである。

 

 T&E系カードが,旅行やエンターテイメント等サービスに強いと一般的にいわれはじめたのは,よく分からないが,クレジットカードの歴史をたどってみると1977年のアメックスカードにおけるセンチュリオン・サービス付帯によるものではないかと思っている。ちなみにセンチュリオン・サービスとは,300ドルの年会費で,スペシャルルームの予約,劇場チケット,ゴルフやテニスの予約,速記サービス等の特典が用意されていたようである。

 

 基本的なT&Eサービスとは,高い与信額であり,ダイナースはこれを忠実に守り,アメックスは広告だけは高い与信をにおわせているものの,実際の与信額は一部の会員を除くと,銀行系ゴールドよりも低い場合が多い。

 

 アメリカでのクレジットカードの歴史と日本とのそれとでは大きく異なる面があるが,最近でのT&E系カードとはISOの規定により分類されている程度で,旅行サービスに強いかどうかは,十分に他のカードと比較した上で検討する必要があるだろう。確かに,T&E系カードは,旅行部門に力を入れているのは間違いなく,内容でもT&E系カードとはいえるものの,与信額の高額枠を含め最高のT&Eカードとは言い難い面があるのも,また確かである。

ユニバーサルスタジオ・ジャパン最強カード?

 三井住友カードから,三井住友VISAプラチナカードの「ご利用ガイド」が届きました。

 年々,サービスが減少していくAsia-Pacific VISA Platinumですが,アジア・太平洋地区でのVISA Platinum共通サービスの他に,三井住友VISAプラチナカードの場合は,三井住友カードからプラチナ会員向けのサービスが提供されており,個人的な感想としては,三井住友の場合は,まあまあ頑張っているという印象を持っています。

※VISAプラチナの場合,VISAインターナショナルから提供されるアジア・太平洋共通のVISA Platinumサービスとカード発行会社(三井住友カード又はCITIBANKカード)から提供されるサービスが存在する。


 さて,三井住友VISAプラチナカード会員向けとしてユニークなのは,USJ内に三井住友VISAプラチナ会員向けサービスとして,アトラクションの一つであるバックドラフトに併設された2階のラウンジが利用できることでしょうか。プラチナ会員であれば同伴者4名までOK。サービスは,ソフトドリンクフリーとインターネットサービス(といっても三井住友カードのWebを閲覧する程度のようですが。),そしてバックドラフトへの優先入場の案内となっている。

USJ-Lounge

USJ ラウンジ McCaffrey's

 オープンから数ヶ月経った頃,三井住友カードからラウンジの開設案内があり,1度だけ利用してみました。ラウンジ内は,オープンスペースのラウンジ,クローズスペースの喫煙室及び化粧室で構成されており,写真のとおり壁にソフトドリンクのサーバーが設置されています。サービスの目玉としては,バックドラフトへの優先入場でしょうか。並んでいる人を尻目に優先案内されるのは,”優待”を特に意識するもののような感じがします。ちなみにソフトドリンクサービスは,紙コップ形式の壁設置型自販機みたいなもので,コカコーラボトリングのものが置いてありました。

 今回,サービス追加があり,2つのアトラクションの優先入場券を進呈されることになり,下記のアトラクションの中から選択できます。同伴者4名までOKとのことです。
バーサル・エクスプレス™・パス ブックレット

1 アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ライド

2 バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド

3 E.T.アドベンチャー

4 ジョーズ

5 ジェラシック・パーク・ザ・ライド

6 ターミネーター2:3-D

 ただ,一般には,現在,ユニバーサル・エクスプレス・パス ブックレット があり,優先入場券の優位性は非常に高いという訳ではありませんが,同伴者4名まで無料で使える点を考慮すると,かなり使えるサービスといえるでしょう。

 テーマパークのアトラクション併設ラウンジが利用できるカードとしては,他にJCB・ザ・クラスの東京ディズニーリゾートでのJCBラウンジ(TDL:ミクロアドベンチャー 及びTDS:ストームライダー 。ただし,ラウンジ利用は事前予約制で招待券のみの扱い )があり,他ではクレジットカードではありませんが,ANA DiamondでのUSJのジョーズANAラウンジ(ただし,ラウンジ利用は事前予約制で優待券扱いのみ)などがあるようです。

 カード以外では株主優待等でTDRやUSJのアトラクション併設ラウンジが利用できるようですが,カード付帯サービスとしては,SMC-VISA-Ptが最強かも知れませんね。

Centurion Member Benefits 2005-2006

Centurion Benefits

 Centurion Member Benefits 2005.4 - 2006.3が届きました。といっても,クレジットカードミシュランのRare Forum登録の方からの資料提供なのですけども。。。 いつも有り難うございます。

 新しい冊子を見ると,多少のてこ入れを感じます。特に海外ホテルズでのサービスを強化したことと,ショッピング優待を拡充したことが上げられるかと思います。

 アメックスの上位カードのサービスは,内容はともかくとして,演出が上手いと思います。トータルコーディネートに長けているというか,そんな感じでしょうか。

 Benefits 2003-2004と比較してみると,Benefits 2003でのショッピング優待店として,「アニオナ銀座直営店」,「ヴーヴ・クリコ」,「エバンス銀座」,「エルメネジルド ゼニア」,「バーニーズ ニューヨーク 横浜店」,「HARRY WINSTON」が,2005では,「ヴァン クリーフ&アーペル」,「クリストフル パビリオン 東京」,「ショーメ」,「ジョルジオ アルマーニ」,「象彦」,「ベルルッティ」,「ワインショップ・エノテカ 広尾本店」が増え,アニオナ銀座直営店」が契約を解除しているようです。

 ところで,Member Benefits にいろんなサービスがあるCenturionですが,いったいどれくらいの方が利用しているのか気になるところでしょうか。ただ,忙しい方にとっては,なかなかサービスを享受できる暇はないような気もします。これは他社の最上位カードも同様でしょうね。ちなみに私も年会費5万円のカードのサービスはなかなか享受できません。

アメリカン・エキスプレス・カード

 ついでなので,アメックスの話題を続けさせて貰います。

アメリカン・エキスプレス・カードが日本に登場したのは,JCBとの提携でJCB国際カードとして1967年に日本で発行されたのが走りで,アメックス本体としては,正式には1980年にゴールドカードを発行したのが初であり,1983年にはゴールドカードに続き,グリーンカードが発行されました。

 アメックスといえば,基本理念であるBLUE BOX VALUEときめ細かいサービスというのがウリでした。ただ,バブルがはじけポイントプログラムを導入していなかったアメックスも他社に習い1994年から導入をはじめたことで,経営を圧迫するようになったようです(逆にこのことがきめ細かいサービスを失ってしまったような気がするのは私だけでしょうか。)。1990年に100万人いたアメックス会員もその後のバブル終焉後は,解約が後を絶たなかったという話を目にしますが,実際のところ,どの程度まで低下していったかは不明でしょうか。1997年には国内初提携カードとなるセゾンアメックスの発行,2000年のアメックスブルーの発行と会員数を拡大する戦略に打って出ているのは確かですが,年会費1万円のグリーンに1万5千円,年会費2万2千円のゴールドに2万5千円の会員獲得コストをかけていたという話ですから,厳しい経営状況であることは確かでしょう。


 そうそう,アメックスの事情を知らない人が少なくないようなので,組織状況について記載すると,カード利用代金明細書がシドニーから届くのは,1996年からオペレーションを日本からシドニーに移管を始めたことに起因します。明細書だけでなく電話応対もシドニーが対応することも少なくありません。財務はシンガポールに,経理はニューデリー,アジア・太平洋の統括は香港になります。旅行部門は日本旅行との提携で,加盟店契約はJCBに委託していますし,日本支社は,リスクマネージメントとフロントエンドの一部を行っているに過ぎません。PSC(プラチナ・サービス・センター)やCSC(センチュリオン・サービス・センター)がアメックス日本支社のみでまかなっているかどうかは不明ですが,少なくともフロントエンドの電話業務は,一時期の頃からすると落ち着いているような気もします。

 最近はカード会社に電話をすることもほとんどないので,アメックスの鬱陶しい自動音声応答も今のところは私にとっては無関係といったところでしょうか。

 さて,アメックス・カードですが,Webでのカードサイトの中でも取り上げているサイト数は少なくなく,ファンも多いようですし,根強い人気を誇っているように見受けられます。確かにどのカードにもマークが入っているようなVISA/MasterCard/JCBと比べると巷にあふれていないので,持っているだけでもクールな感じがします。一般的なサービスを求めるとアメックスよりも,他社ゴールドカードの方がサービスは多いのですが,最近ではサービスてこ入れが進み,旅行ではかなり使えるカードとなったと言えます。しかしながら,ショッピング枠は,他社ゴールドカードよりも場合によっては低く,また,グリーンとゴールドでは,1回の旅行手配に1,260円のハンドリングチャージがかかるなど,使い勝手という面では今ひとつでしょうか。

 アメックスに興味がある方は,羽田空港をはじめ主要都市の中心駅等でたまに年会費無料キャンペーンをやっているので,そういう機会に入会してみることを強くお勧めします。入会審査については,個別になるので,言及はできませんが,過去にカードや与信に係わる事故がなく,また,短期間に複数のカード申し込みを行っていなければ,少なくとも普通のサラリーマンなら,まず間違いなく取得できるカードと思います。

 私の場合は,1998年にゴールドを取得してから,1999年にグリーンにダウン,2000年にブルーにダウンという付き合いでしたけれども,2002年にグリーンを2年間年会費無料で取得してからは,そのまま使い続けています。当初は羽田のタダ飯狙いでしたが,家電商品をインターネットで購入するようになってから,アメックスの提供している保険(家電総合保証制度)に加入し,今ではネット専用カードとして利用しているような状況です。また,他社カードと比較して,ホテルの優待が多いことが上げられます。繁忙期に使うことが多い私にとっては,使える確率も低くなりがちですが,高級ホテル狙いであれば,他社カードよりもベネフィットは多い感じです。

 

 日常的に使うカードとしてはコスト的に合わない面もあろうかと思いますけど,少なくとも旅行や出張で空港を使用するという方にとっては,それなりに使えるカードかも知れませんね。

アメックス・ビジネス・ゴールド

 

ビジネスゴールド

 

 アメックスから再びアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの案内が来ました。初年度年会費無料だそうです。私が持っているのはいわゆるグリーンカードなのですが,ビジネスカードはゴールドでもグリーンでも選択でき,裏読みするとグリーンもゴールドもアメックスでの位置づけは同じということが窺えます。


 年会費は,23,100円と,通常の基本カードと同じで2枚持つことになると倍かかります。他社のビジネスカードが追加カードとして安価な年会費設定になっていることと比べると,あまり魅力的ではないと思います。
 ただ,ビジネス・ゴールドカードにて年間200万円以上決済した場合は,次年度のビジネス・ゴールドカードの基本カード年会費が無料になる特典はあるようです。
 また,ポイントについては,個人カード会員分とビジネス・ゴールドカード分の合算は可能となっています。


 ところで,アメックスといえば,よく年会費無料のお試しをやっています。私は1年目は年会費無料で申し込み,2年目は家族会員の解約時に例の引き留め作戦により,何故か無料となりました。3年目になりようやく正規の年会費を納めることとなりましたが,羽田でのタダ飯と保険サービスに加入してしまったことから,当面は会員でありつづけるかな?なんて思っています。しかし,年会費無料でばらまいて解約する人も少なくないだろうから,コスト的には合わないような気がしますけどね。

得をするクレジットカード

 得をするクレジットカードと題しましたが,お得なカードはもちろん年会費無料カードでしょうか。間違っても年会費がかかるカードに手を出してはいけません(笑)。

 年会費のかかるカードは,元を取ることはあってもお得とはいえません。なぜなら,ポイントで物を貰うにしろ,付帯サービスを享受するにしろ,使わなければ元を取ることはほとんどありません。一方の年会費無料カードは,元々タダなので,損をすることはありません。現金で物を買う場合にカードを使えば,そのポイントや付帯保険で得をするわけです。


 したがって得をすると言えば,年会費無料カードに限ります。


 さて,数ある年会費無料カードの中でお得なカードを探すとなると,元々年会費がかかるカードが提携という名のもとに無料になっているケースあたりでしょうか。また,よく利用する加盟店が提携先となっているケースなどもいいかも知れませんね。いろいろ探すとかなりあるものです。


 有名どころでは,郵貯カード,DoCoMoカード,マックジョイカード,JAFカードとかあります。旅行好きな方であれば,マイレージにポイントを移行できるカードがいいかも知れませんね。


 個人的には大手カード会社を勧めたいところでしょうか。やはりセキュリティ対策とか顧客への対応とかみると,それなりの対応をしてくれるので,トラブルは少ないかと思います。ただ,大手でもそうではないところもあるので,いろいろカードを取得してみて,取捨選択するのもいいかも知れません。人から勧められたカードが当人にとって合うかどうか(相性という問題もあります。)は誰にも分かりませんからね。


 後は付帯保険が充実しているカードでしょうかね。これも年会費無料カードならいくらでもあります。


 記事を書いているお前はどうなんだ?と言われそうなので,


 私も年会費無料カードを2枚持っています(正確には3枚。家内の家族会員になっている郵貯OMC-JCBがあります。)。1枚は発行当時巷(カード愛好家?の中かな!?)で流行ったブリジストン-ORICO-Masterカードと鹿児島中央駅ビルで利用価値があるAMU CLUBセゾンVISAカードです。ブリジストンカードは,持っているだけで無料でロードサービスやロードサービスに付随したサービスを受けられるというもの。なかなか優れものです。


 それから年会費がくそ高いカードも何枚か持っていますが,それなりに理由があり持っています。当然,元を取る感覚はあっても,得をしているとはまったく言えないです。ただ,年会費がくそ高いカードは,くそ高いカードしかできないことも沢山あるのは事実で,いわゆるTPOに合わせて持つのがいいのかも知れません。

三井住友VISAプラチナ Members Selection

ワイン

 昨日,自宅に三井住友カードからVISAプラチナのメンバーズ・セレクションでの食の逸品プレゼントとしてのワインが届きました(大丸東京店を経由)。このメンバーズ・セレクションのサービスは,他にPriority Pass(海外空港ラウンジサービス網と言えばいいのでしょうね。)や専門医紹介サービス(いずれか1サービス選択)とかありますが,私の場合は,いつも”食”です。

 

 ちなみにPriority Passと専門医紹介サービスは昨年度より選択サービスとしてメニューに入ったものです。海外旅行に夫婦2名で頻繁に行く方は,Priority Passの方がメリットは大きいでしょうけど,私の場合は,今は旅行に行ける時間的余裕と家族事情により,食が無難なところです。

 

 同じVISAプラチナでもCITIBANK VISAプラチナには,同様のサービスはないようですが,三井住友カードには今後も続けてほしいと望みますね。

オススメカード?

 読者の方から,オススメカードを教えて下さいというコメントがあったのですけれども,持っていないカードを他人に勧めるのはさすがに気が引けてしまいます。
 ゴールドカードクラスについて,敢えてオススメカードをセレクトしてみると,

1 GONZO CARDゴールド(DCカード提携) 年会費無料
2 UFJスヌーピープレミオ 年会費3,150円

 でしょうか(笑)。

 個人的に評価しているゴールドカードクラスと言えば,一応持ってますし,以前「週刊SPA!」に記事を書いたときにも評価したカードが下記。

1 三井住友VISAゴールドカード
2 JCBゴールドカード

 他に最近評価しているカードは,

3 アメリカンエキスプレスカード(いわゆるグリーンね。)

 あたりでしょうか(^-^;

 一般カードは,難しいですね。

 私が持っていて,スキミング対応と付帯保険等バランスの良いカードとしては,

1 NICOS-VISA(各種提携)

 で,他では,

2 SAISON-V/M/J(各種提携)

 かな!?

 ちなみに私が持っているカードは,

 三井住友VISAプラチナ/Master-Gold-Pt,アメックス,ダイナース,JCB-Gold,三井住友Master一般,JCB一般,UC-Master一般,NICOS-VISA一般,ORICO-Master一般,セゾン-VISA一般,OMC-JCB一般です。

 この中でプロパーカードは,三井住友VISAプラチナ/Master-Gold-Pt,アメックス,JCB-Gold,NICOS-VISA一般だけで,他は全て提携です。

年会費は書くまい。

コンシェルジェという名のサービス(3)

 「コンシェルジェという名のサービス」というタイトルで,経験したこと及び私見を述べたが,従来提供されていたカード会社によるコンシェルジェサービスと現在のものとは様変わりしてきていると思っている。

 1つには,カード会社本体でコンシェルジェサービス専門のスタッフを置くことが困難であること。2つには,インターネットの普及によるソフト面での双方向情報強化が上げられるだろう。

 1点目については,カード会社で優秀なスタッフを質的な面で提供できるのは,もはや困難と感じている。なぜなら,コストをかけ優秀なスタッフ養成した上で,当該業務のみで置いておくことは,人事管理上難しいだろうし,ある意味クレーム処理的な側面も否定できないので,コスト及び人事の両面で外注というのがベターな選択肢を選択せざるを得ない状況にあること。

 2点目については,例えば,ネットで安価なレートで高級ホテルやビジネスクラスの安価な航空券の予約ですらできる時代であるため,利用者側にとってもカード会社の提供するサービスが,ネット普及以前ほどの効果は得られないことがある。また国内では,旅館・ホテルとの強力なコネクションを持つエージェントの存在がある。例えばJTBをはじめとした旅行業界であったりする。JTBを無視して,直接的にサービスを提供するのはなかなか難しいことであるし,ネット社会とはいえ,ホテル・旅館側が古くからの顧客や団体等とのつきあいを反故にすることもできないだろう。そうなってくると,カード会社もエージェントに委託した方がメリットが大きいと思うのは当然ではないかと思う。

 Asia-Pacific VISA PlatiunmのVPCC(ビザ・プラチナ・カスタマー・センター)サービスは,実はVISA Internationalの直接的な組織運営ではなく,VISAのグループ会社である子会社の一部門が専業のコンシェルジェサービスを提供しているのである。また,VPCCのスタッフは,インターネットを駆使して,利用者に情報提供と自らのサービス提供に利用しているのである。もちろん,彼らの方が,利用者側からの依頼という名の情報が質量共に膨大にあるだろうから,我々が暇な時間を利用してネットを使うのとは勝手が違うので,ネットを使っているから大したサービスでないと切り捨てるのは,早計だろう。

 あくまで私見ではあるが,私が感じているカード会社のコンシェルジェサービスの側面はこんなところであろうと思う。ただ,ネットで予約が可能といっても,私には直前でないと繁忙期のスケジュールも組み立てられないし,ある意味ネットではできないことが少なく上に,JTBに駆け込む時間すらない。そういう意味からは,以前サービスがあったVPCCや現在の三井住友VISAプラチナカードのVPCDやカード会社の旅行デスクも貴重な存在である。逆に述べると,旅行を組み立てる十分な時間と旅行に行くだけの休日が十分取れるのであれば,カード会社の提供するコンシェルジェ・サービスはそれほど大きなサービスではないかも知れない。

 もし,上位カードのコンシェルジェサービスに興味を持たれている方がいるのであれば,実際私が経験したことはこんな感じであり,特別扱い的なサービスが多いという形ではないと思う。国内最高峰のカードであるアメックス・センチュリオンにしても,できることできないことははっきりしており,当たり前の話ではあるが,できないサービスはどのカードを使ってもできないのである。

 カードに興味を持つ一人としては,年会費の高いカードが不可能で,年会費が安価なカードで可能であるというサービスを今後も見つけ出して行きたいとは思っていますけどね。