VISAの最上位カード(VISA Infinite) | クレジットカードミシュラン・ブログ

VISAの最上位カード(VISA Infinite)

VISAには,レギュラーカードであるClassic(クラシック)の上位カードとして,Gold(ゴールド),Platinum(プラチナ),Signature(シグネチャー),Infinite(インフィニット)とある。

VISAは全世界をエリア別に分け,日本はアジア・パシフィック地域に属しているが,上位カードのラインナップは,Classic,Gold,Platinum,Infiniteである。北米は無料のPlatinumと差別化を図るためにVISAインターがSignatureをラインナップしたが,アジア・パシフィックではその必要がないため(カテゴリーとしてはプラチナレベル),Signatureはラインナップされていない。

Infiniteは,リリース直後は2つのカードフェイスがあったが,最近ではブラックフェイスの方が一般的である。何しろ,あのアメックスセンチュリオンの対抗馬としてVISAがぶつけたこともあり,ブラックカードでも最も入手困難なカードと言われている。

付帯サービスは,最近でのプレミアムカードとほぼ同じような状況(24時間カスタマー,付帯保険,FSP上級会員資格等のホテル優待等)であり,以前,北米のVISA InfiniteのサービスをWebで見たことがあったが,アメックスセンチュリオンと比べると見劣りがするような気がする。ただ,Infiniteに関しては,VISAも情報をあまり出さないため,詳細な情報はなかなか出てきていないと思う。

ちなみにVISA Infiniteが2003年2月にアジア・パシフィック地域で初めて発行された時に,試しにインフィニットのカスタマーを呼び出してみると,VISA PlatinumでVPCC(ビザ・プラチナ・カスタマー・センター)の担当をしていた方が電話に出たので,InfiniteのカスタマーもPlatinumと共通であることが窺えた。

残念ながら日本でのVISA Infiniteの発行はまだない。国内でのVISA Platinumの発行が三井住友カードとCITIカードのみであるため,VISAアジア・パシフィックへのサービス負担を考えると当面は発行されないような印象を私は持っている。